岐阜のテロワールが育てた日本酒
- Eau Voyage
- 8月5日
- 読了時間: 3分
更新日:8月6日
― 船上で楽しむ、フレンチ鮎二段弁当と地酒のペアリング ―
長良川で、岐阜城を仰ぎ、金華山から吹きおろす風を感じながら、鵜飼の始まりを待つひととき
――フレンチ鮎二段弁当と日本酒「金華山 純米吟醸 無濾過生原酒」のコラボレーション船上ディナーです。
この土地で育った鮎、この風景に包まれて醸された酒、そして、岐阜の自然と文化に寄り添うフランス料理。
すべてが調和し、“岐阜を五感で味わう体験”となって広がります。
【金華山 蒼穹 純米吟醸 無濾過生原酒】
この日本酒を飲んだ時に、ミネラルと爽やかな香り、そして最後にウリの香りがしました。味わいは米由来のほんのり甘めの日本酒です。
なぜ、このような香りが生まれるのでしょうか。
それは、酒が生まれた土地に理由があるのかもしれません。
仕込み水は、長良川水系の清らかな伏流水。蔵は、金華山のふもと。
金華山から吹き下ろす風、山々に囲まれた環境、蔵人の愛情――
この場所、この風景、この空気だからこそ生まれる味わい
ワインの世界で語られる“テロワール(風土)”という考え方。
実は日本酒にも、その“テロワール”がしっかりと息づいています。
風土が香る、日本酒。テロワールが育てたこの一本を長良川鵜飼で楽しんでほしいです。
フレンチ鮎二段弁当 × 地酒ペアリング
鮎が持つ、スイカやキュウリ、青草のような香り――。
それは川の藻を食べて育つ鮎ならではの、自然の恵みの香りです。この清々しい香りに、私たちは夏を感じます。
鮎を引き立てるのはミネラルと、ほんのり甘さがアクセントになります。
その要素があるのが、【フレンチ鮎二段弁当】
一段目|岐阜県産 鮎のコンフィと鮎ピラフ
骨までやわらかく仕上げた鮎のコンフィは、地酒の旨みと溶け合い、鮎特有のほろ苦さが繊細に香り立ちます。
鮎のだしで炊いたピラフが、料理に深みと余韻を添え、守口漬けの塩味が純米吟醸の香りを一層引き立てます。
二段目|岐阜の恵みを味わうフレンチ総菜
バルサミコで煮込んだ岐阜プレミアムポークのラグーや、地元野菜を使った前菜。フレンチの技法で丁寧に仕上げた料理の数々が、日本酒の酸味と美しく調和し、ひと口ごとに物語を紡ぎます。
🌿 鵜飼の夕べを、より豊かに彩る「岐阜のおもてなし」
ただ食すだけではない、“旅するようなディナー”。
長良川に浮かぶ船上という特別な舞台で、地元の風景・歴史・食文化が響き合い、心に残る“岐阜のひととき”をお届けします。
鵜飼が始まるその前に――清流と料理と酒が織りなすひとときをぜひお楽しみください。
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最後に・・・
ただ観るだけではなく、感じること。
ただ食べるだけではなく、背景にある物語に触れること。
長良川の穏やかな流れ、夏の夜に揺れるかがり火。鵜匠と鵜が織りなす伝統の技。
岐阜が育んだ味覚と、歴史の面影にふれるひととき。
大切な人とともに、ゆっくりと味わう“心に残る時間”が、ここにあります。
どうぞ、素敵なぎふ・長良川の旅をお楽しみください。